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今日から、塗料について、少し、お話をしていくことにします。
まずは、アステックペイントの一番、凡庸塗料である、シリコンフレックスⅡについて、お話し、します。
シリコンフレックスⅡは、水性系一液外壁用シリコン系上塗り材です。従来のアクリルシリコン塗料を凌ぐ、高い対候性を実現
した外壁用塗料です。さらに、経済性、美観性、安全性など、多くの優れた機能を有する塗料です。
また、シリコンフレックスⅡの特徴としては、期待耐用年数12年から、14年相当という高い高耐候性があります。
そして、劣化に強いシリコン樹脂を多く含有する、シリコンリッチな塗料です。その為、高い耐候性を実現しています。
同じ、シリコンの塗料でも、シリコン樹脂の含有量には、差があります。気を付けましょう。
もう少し、詳しく話しましょう。シリコンフレックスⅡは、紫外線などの劣化要因に強いシリコン樹脂を塗料中に多く含有する
ことで優れた対候性を実現した塗料です。凡庸のシリコン塗料は、促進対候性試験において、750時間から、2500時間の
間で光沢保持率が80パーセント以下(期待耐用年数が約、3年から10年)になってしまいます。が、シリコンフレックスⅡは
3500時間、経過後も光沢保持率が、80パーセント以上を保持します。(期待耐用年数が約12年から、14年です)と
いう風に優れた耐候性を有していることが、実証されています。すごいですね。これは、あくまで、試験環境下に元ずく推測地
であり、対候性を保証するものでは、ありませんが。実際の自然ばく露環境下では、下地の状態、施工方法、気象条件により
対候性は、異なる場合が、もちろん、あります。念の為!    又、さらに劣化に強いシロキサン結合の増加により紫外線に
よる破壊ポイントが減少しています。その為に、一般的なアクリルシリコン塗料を凌ぐ、高耐候性型塗料になっているのです。
シロキサン結合について、少し、お話しします。
シロキサン結合とは、ケイ素原紙(SI)と酸素原子(O)による結合です。ガラスや、鉱石などの、無機物と同じ構造で、結合
エネルギーが非常に高く、紫外線などの劣化要因に対して高い対候性を保持します。
シリコンフレックスⅡは、高耐候性の他にも様々な機能を有する多機能な外壁用塗料です。
例えば、低汚染性、汚れが付着しにくく、美観を長期間保持します。シリコンフレックスⅡは、塗膜が浸水性を持ち、塗膜に
付着した汚れや、排気ガスなどの汚染物質が雨水によって洗い流される、優れたセルフクリーニング機能を有する塗料です。
その為、塗膜表面に汚れが付着しにくく、建物の美観を長い期間にわたり保持します。
又、防カビ性について言えば、カビや、藻の発生を防ぎ、美観の保持に貢献します。(JIS Z 2911 かび抵抗性試験
方法)合格塗膜に特殊コーティングを施していることで、カビや、藻類の発生を抑制し、長期間の美観保持に貢献します。
又、安全性についていえば、人と環境に優しい安全な塗料です。シンナーのような溶剤を含まない為、臭気が少なく安全な
塗料です。さらに、ホルムアルデヒド放散等級F4つ星の規定に準拠しており、環境や人に優しい塗料であることが証明されて
おります。
ホルムアルデヒド、F星4つとは、ホルムアルデヒドの発散量を表す等級の中で、発散レベルが最も低い製品に表示することができる
最高ランクの等級です。
シリコンフレックスⅡを使用する時は、外壁材がコンクリート、モルタル、ALC,窯業系サイディングの場合は、下塗りに、エポパワ
シーラー、15キロ缶の場合、白色の場合、清水を0.8から1.6リットル入れて使用してください。塗布量は、一缶で、75㎡
から110㎡ぐらいです。工程間は、2時間以上、開けることが必要です。
大体、当社では、ローラー塗りです。塗り回数は、吸い込みの状況にも、よりますが、1回から、2回ぐらいが、目安です。

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