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結露と塗料の白化現象について?
結露とは?
冬場の窓ガラスの結露は、ガラス1枚で温度が大きく変わることが原因で起きます。
とくに煖房を効かせた部屋でお鍋でも食べると、その部屋の水蒸気は増大して、相対湿度は高くなります。
部屋の中よりは外はもっと寒いです。
だからガラス面はあっという間に結露します。
結露現象は窓ガラスと同様に、季節を問わず、塗装時でも起きます。
塗装時に白化する現象、
結露とは空気中から水分が抽出される現象です。
部屋の空気を取り込み、冷やして水蒸気を水にして湿度を下げる除湿器の原理と同じです。
加圧空気を使う現場では、空気中に含まれる水分を少なくしたいので、エアコンプレッサーで圧縮した空気を冷やして水分を取った後、暖めてから給気します。
給気装置は冷却器とヒーターがセットになっているのも、このためです。
日本の平均湿度は、富山県が最高で79%、沖縄県で71%、東京都で60%です。
中津川市は何%なのかな?
白化塗膜の構造から推定した塗膜形成過程です。
1,塗装直後の塗面に水蒸気が水滴となります。(結露)
2,水滴の付いた塗り面に塗料が塗られます。
3,塗装面にまた水滴が付きます。
4,この上に塗料が塗られます。
例ですが、エアースプレー塗装では、同じ場所を複数回、塗り重ねます。
1,最初に吹き付けられた塗装面に結露した水滴が付着します。
2,この水滴の上に、また塗料が吹き付けられます。
水の上には塗料はよく塗れ拡がります。
3,この塗り面に、また水滴が付きます。
4,数層にわたって水滴が付き、膜厚方向に穴が形成されたと考えられます。
穴の形成は、乾燥過程で水が蒸発したことによります。
空孔が残ると、塗膜との屈折率差が大きくなるため、白く見えます。
塗装中に水が塗装面に凝縮すると、樹脂成分が折出して粉状になります。
その結果、乾燥後の塗膜は光沢もなく脆弱です。
なるほど、
白化の原因は結露です。
結露防止の原理は簡単です。
塗装面を結露する温度以上に保つことです。
シンナーの揮発速度を小さくして、気化熱による温度の低下を小さくすることです。
白化した塗膜は正常な塗膜よりは強度的には落ちます。
中津川市で塗膜を白化させない為に、
恵那市で塗膜を白化させない為に、
瑞浪市で塗膜を白化させない為に、
日成ホーム恵那店に御相談下さい。
塗装のプロ集団のプロタイムズ恵那店としても活躍しています。
19号線沿線大井町にショールームもあります。
中津川市付知町に営業所もあります。
釜戸、陶町の皆様のどうぞ。
お気軽にお越しください。
お待ちしています。