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今日は、サイディング材の雨水の侵入です。
今、建売り、注文住宅、問わず、サイディングボード材が、最も多く、使われています。
そのサイディング材からの、雨水の侵入です。心配ですね。

サイディング材の継ぎ目付近に見える割れに注目してください。
サイディング材は窯業系で、割れているのは、通気胴縁に釘で留め付けた端部付近の箇所です。
サイディング材の割れから通気層に入った雨水が、胴縁を壁体に固定している釘の穴から、毛細管現象により、さらに内部に侵入しています。
透湿防水シートの内側まで侵入していました。
割れが生じた最大の原因は、サイディング材の端部に寄りすぎて留め付けた釘を打っていたためです。

では、何故、継ぎ目ギリギリの位置に、釘を打ったのか？
窯業系サイディング材の留め付けでは、本来、継ぎ目部分の縦胴縁に、一定幅以上の材を使う必要があります。
留め付け釘も端部から一定以上、離して打ちます。
住宅保証会社の仕様例ですが、継ぎ目の縦胴縁は、幅、９０ミリ以上、釘は端部から、２０みり以上、離して打つように示しています。

しかし、家作りで、一般的な縦胴縁は、幅、４５ミリ程度。
サイディング材の継ぎ目でも、他の箇所と同じように幅４５ミリ程度の材を使ってしまうケースがあります。
継ぎ目の目地幅を差し引くと、サイディング材の端部、ギリギリに留め付け釘を打たざるを得なくなります。

ワー、大変です。こんなこと、外観からは、わかりませんよね。
勉強になりますね。
では、又、明日　！

 

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