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新年あけましておめでとうございます。
今日から、又、勉強をスタート、しましょう。よろしくお願いいたします。
まずは、タスペーサーです。平板スレート屋根再塗装時の縁切り部材です。より良い、通気性を確保するために、タスペー
サー、縁切り工法をお試しください。2回目以降の塗り替えなどで、手差しでは、挿入しにくい場合に威力を発揮します。そ
れが、エスパッターです。タスペーサーには、手差しで、楽々、挿入できる、02と、屋根の劣化が著しく進行している場合
に使用する、03があります。平板スレート屋根葺き工法と劣化現象、多く見られる屋根材施工の実態です。屋根材を打ち付
けた釘が、下地(コンパネ)野地板を貫いて、家の天井裏に突き抜けている。下地材を貫いた釘は、室内天井裏から、目視確
認できる場合があります。屋根材を手入れもせずに、ほおっておくと、1、屋根材の塗膜が劣化して、防水性を失います。
2、屋根材の反り、劣化現象につながる場合があります。3、ほおっておくと、破損の要因となります。
又、塗装時の縁切りが無い場合による不具合です。数年前に塗装をした事例です。工具で、屋根材を少し、持ち上げただけで、
中に溜まっていた水分が流れ出てきました。2年前に塗装をした事例です。雨あがりの翌日、撮影しました。下地が腐朽して
いました。築年数19年の家です。塗装を2回、行っています。所々、下地材が腐朽していました。数年前から、雨漏れが何度か
ありました。この家は、下地が完全に腐朽し、塗装によるリフォームができず、金属屋根にしました。構造材の腐朽です。
数年前から、何度か雨漏れがあったといいます。外壁ひび割れからの、水分の侵入もあり、構造材まで、腐朽していました。
水分の侵入と排出のしくみ。毛細管現象で、水平方向から、水分が屋根材裏面に吸い込まれてしまうことがあります。
もともとは、屋根材裏面に入った水分は(雨水)排出できるように、なっています。縁切りとは?それは、何故、必要か?
屋根材には、もともと、このように、少しの隙間が、確保されています。ところが、塗料で、上下重なり部が塞がれてしまい
ます。上下重なり部が塗料で、塞がれてしまい、水分(雨水)の排出が悪くなります。
従来の縁切り工法とは?1、皮スキ、ケレン棒、カッター等での縁切り工法では、屋根材小口部が破損することが多かった。
2、適度な、通気性確保の有無確認が難点だった。3、工事仕様(使用塗料、工法)によっては、再び屋根材上下重なり部が
密着してしまった。4、仕上げた屋根面に、キズや、足跡をつけていまった。塗装完了後の縁切りでは、塗膜が剥がれてしまう
ことがあります。塗装完了後、翌日の縁切りでは、再び、上下が密着してしまうことがあります。塗装完了後3日後の縁切りで
も、屋根材裏面奥に入り込んだ塗料が乾いていなかったために、従来の縁切り工法では、困難だった。
そして、タスペーサー縁切り工法です。1、高圧洗浄です。屋根の状態をよく観察して、丁寧に高圧洗浄を施工します。2、
乾燥後、下塗り、シーラー、プライマーを施工します。3、タスペーサー挿入中です。タスペーサーは、シーラー、プライマー
等の下塗り後に、屋根材(約910ミリ)幅に対して、左右15センチくらいのところに、挿入してください。㎡あたり、約、
10個使用します。タスペーサーの挿入しにくい箇所や、前回の塗り替えでの塗装で、屋根材上下が密着している箇所は、エス
パッター(皮スキでも代用、可)を使い隙間を開けてから、挿入してください。4、中塗り、上塗りを完了します。5、塗装完
了です。タスペーサーを抜き取らずにそのまま、完了です。6、仕上がりです。より通気性がある屋根の塗り替えが可能になり
ます。適切に縁が切れ、水分(雨水)が溜まりにくくなります。通気性も適度に確保できます。タスペーサーの安全性。タスペ
ーサーを挿入した箇所の真上や、周囲に普通の作業性、ある程度の加重が加わっても、屋根材が破損しにくいことがわかります。
我々は、タスペーサーは、必ず、使用しています。

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