スタッフブログ
こんにちは。プロタイムズ多治見店・恵那店(有限会社日成ホーム)です。
私たちは岐阜県多治見市・恵那市を中心に外壁塗装・屋根塗装を行なっている塗装会社です。
外壁塗装工事で相見積もりを取る際に、一括見積サイトを利用すると手間が少なく済みます。
しかし、一括見積サイト(ポータルサイト)にはメリット・デメリットがあり、それらを知らずに利用してしまうのはリスクがあります。
安易に「信用できそうだから」「周りの人も使っていたから」という理由で、なんでも利用してしまうのは危険です。
本記事では、一括見積サイトの実態と、本当に信頼できる外壁塗装会社の選び方について、長年の実績を持つプロの視点からご説明いたします。
これから外壁塗装をお考えの方は、ぜひ最後までお読みいただきご参考にしてみて下さい。
そもそも一括見積ポータルサイトとは?
「今すぐ外壁塗装の相場を診断」
「専門のアドバイザーがお電話でご相談いたします」
「地域の選定された優良塗装会社のみをご紹介いたします」
といった内容が記載された、一括見積ポータルサイトを見かけたことがあるかと思います。
一括見積ポータルサイトは、そのサイトを経由して申し込むと、一気に2、3社の塗装会社を紹介してくれます。全く知らない塗装会社を何件も探して、見積もりを依頼することは時間がかかるため、インターネットで手軽に依頼ができることは非常に便利です。
一括見積ポータルサイトは無料
一括見積ポータルサイトの利用は、お客様は無料となっており、塗装会社と契約を結ばない限り費用がかかることはありません。
塗装会社から連絡が来て、お家の現場調査を行ない、点検診断と見積書の作成まで無料で行なってくれます。会社によっては、現場調査は行なわず、お家の坪数だけで算出し、見積もりを送ってくるところもあります。
一括見積ポータルサイトのお金の徴収方法は様々です。ただお客様が無料で使えるということは、どのように運営しているのか想像できるかと思います。
一括見積りポータルサイトは便利だけど、お客さんにとって注意点がある
便利なポータルサイトですが、注意点についてもご紹介します。これらを知っておかないと、「安心して頼んでみたら面倒なことになってしまった」ということもあります。
注意点①:営業電話が殺到する
一括見積りポータルサイトの担当から連絡があり、そこで見積もりの依頼を正式に行なうと、加盟している塗装会社から電話がかかってきます。
3社程度から電話が来て、同じ内容を繰り返し説明し、塗装会社からも同じような説明を3回も聞くことになりますので、時間も労力もかかります。
注意点②:見積が比較できない
一括見積りポータルサイトで依頼したからといって、全く別の塗装会社が見積もりを作成してきます。そのため同じ書式などで見積もりは作成されておらず、内容がバラバラです。
見積書の内容を比較することが難しく、結局金額だけで比較してしまうことになりかねません。
優良業社を見分けるための相見積もりであるにもかかわらず、金額で選んでしまったら本末転倒です。
注意点③:優良業者とは限らない
紹介された塗装会社が、必ずしも優良業者とは限りません。ポータルサイトは、優良業社を厳選していると書いていますが、本当にそうでしょうか?
一括見積ポータルサイトの運営は、お客様からの問い合わせを増やすことはもちろんですが、塗装店の登録社数が増えた方がメリットがあるのです。
つまり、本当に優良業者が来るかというと非常に疑問が残ります。
また塗装会社も、見積もりを作成するために費用がかかってしまいます。お客様から契約をもらわないと、見積もりを作った時点で赤字です。しつこい営業などを行なってしまっている塗装会社も少なくはないです。
注意点④:ポータルサイトのスタッフが塗装知識がないため、お住まいに合う業者を選ぶのは自己判断
一括見積ポータルサイトのスタッフは、基本的に塗装の知識は乏しいです。塗装職人などが運営しているわけではなく、IT業界の人材が立ち上げた企業がほとんどです。
果たしてポータルサイトの運営会社は、その塗装会社が優良な会社なのか判断したり、実際の塗装現場を見たりしているのでしょうか?これらができているポータルサイトもあるかもしれませんが・・・
もちろん塗装会社がトラブルを起こしたからといって、ポータルサイトの運営企業が責任を取ることや保証するということはありません。
つまりお客様自身で塗装会社を見極める必要があります。本当に信用できる会社はホームページや施工事例をチェックする必要があります。
施工後に万が一何かあった時のために、すぐご自宅に駆け付けれる地元の会社をお勧めします。
注意点⑤:ポータルサイト担当者・塗装店が同じ内容を何度もユーザーに説明する必要がある
ポータルサイト担当者と塗装会社からそれぞれ、同じ説明を受ける可能性があります。
というのも“一部”ポータルサイトのスタッフのヒアリングが表面的のため、情報が塗装会社に伝わりにくく、結果同じ内容を説明してしまうのです。
具体なシチューエーションを交えて、説明していきます!
例えば、ポータルサイトのスタッフが以下のようにヒアリングするとしましょう。
<ポータルサイトのヒアリング内容>
• 建物の大きさや築年数など建物情報
• 簡単に劣化状況をヒアリング
• 過去の塗装履歴
しかし、実際に施工会社が確認する必要がある項目は、はるかに詳細です。
<塗装会社のヒアリング内容>
• 外壁の劣化状態(チョーキング、クラック、色褪せなど)
• 過去の塗装履歴・状況(現状の塗料の種類)
• 雨漏りの有無や排水の状況(屋根裏の状況)
• 建物周辺の環境条件(足場設置状況・テラスやカーポート等)
• 具体的な補修箇所の状態(今後のメンテナンス方法・どこまでお客様が望んでいるか等)
上記の通り、ヒアリング内容の差があるため、結果同じ内容を説明してしまう可能性があるのです。
また、実際にお客様と話をすると工事内容や費用が当初の想定と大きく異なることが頻繁に発生します。
例えば、「単純な塗り替え」と思われていた工事が実は:
• 広範囲の下地補修が必要
• 雨漏り対策の防水工事が必要
• 付帯部分の補修も必要
というケースは少なくありません。
塗装金額は高いからこそ、慎重に選ばないといけない
外壁塗装工事の費用は、100万円以上と高額で慎重に選ぶ必要があります。人生で一番大きな買い物とされる大切なお家を守る工事ですので、しっかりとした品質で今後も長く安心した生活を送りたいですよね。
塗装工事は、いくら高級な塗料を使用したとしても、施工する会社によって大きく品質が異なります。塗料を塗るという作業は、非常に単純に見えますが、実は人によって仕上がりに差が出ます。
一級塗装技能士という国家資格がありますが、この資格がなくても塗装工事は行なうことができるため、悪徳業者なども多く存在しています。下請け業者に工事を丸投げし、経験のないバイト職人が工事に入っていることもあります。
そこで、失敗しない会社選びを行なうチェックポイントについてご紹介いたします。
本当に良い塗装会社を選ぶときのチェックポイント
ここまでで、施工品質のよくない塗装会社もいるということについて再確認されたかと思います。本当に良い塗装会社をどのように選んだら良いか、下記のポイントを参考にしてみましょう。
ポイント①:施工事例を確認する
しっかりと自社で施工を行ない品質の高い工事をしている会社は、ホームページなどに施工事例を多く掲載しています。下請け業者に任せていたり、お客様と良い関係を築けていない会社は、このように施工事例を掲載することはできません。
また地元の塗装会社であれば、近場で塗装工事を行った実際のお家を見せてもらうのも良いでしょう。写真でもなく、自分の目で仕上がりを見ることで、その品質をより信頼することができます。
ポイント②:建設業許可や塗装関連の資格を取得しているか
外壁塗装工事を行なう上で、実は建設業許可も塗装に関する資格も必要ありません。
意外かもしれませんが、戸建て住宅の塗装工事にこれらは基本的には全く必要ありません。
そのため建設業許可や塗装関連の資格を持っていることは、塗装会社として信頼できるかどうかの判断ポイントになります。
建設業許可は、常勤役員のうち1人が、塗装工事業を含む建設業で5年以上の役員経験もしくは個人事業主として5年以上の経験があるか、などのいくつかの要件があります。
塗装工事を始めたての者や、他業種の経験しかない会社は建設業許可を取ることができません。
そのため、建設業許可を取っているということは、その技術力、信頼にある程度定評があるということになります。
弊社も建設業許可を取っております。
※建設業許可を持っている塗装会社は、500万円以上の工事を請け負うことができるようになります。
また、国家資格の一級塗装技能士という資格を持った職人が在籍しているかも、重要な判断ポイントです。やはり資格がある職人は、高い技術力を有しています。資格取得を促している会社は、従業員の育成を行なっているところですので、良い会社と判断できます。
ポイント③:見積りの透明性があるかどうか
見積もり内容が詳細に記載されているかどうかも判断ポイントになります。
<悪い見積もり例>
外壁塗装工事一式 100万円
このように、「一式」という言葉は、非常に曖昧で何を具体的にするかがわかりません。悪徳業者などは、一式と書いた見積書を出し、実際には高圧洗浄をしない、3回塗りのものを1回しか塗らない、雨樋も何も外壁しか塗らないといった不誠実な工事をしてきます。
お客様に専門知識がないことを利用し、低品質で原価の低い工事にもかかわらず、高額な請求をしてきます。
「一式」表記には必ず気をつけましょう。
<良い見積もり例>
出典元:プロタイムズ多治見店・恵那店 わかりやすく納得のお見積り
上記のように、工事項目が細かく記載され、単価、数量が明確に記載されている見積書が良いです。
この見積書ですと、なんの工事を行なうか、どのくらいの面積を施工するのか、その単価についてよくわかります。
相見積もりを取った際にも、合計金額だけを比較するものではありません。
・工事項目の過不足はないか
・単価の違い
・数量の違いはないか
これらを確認することで、外壁塗装工事の内容に細かい違いがないか、費用相場と著しく離れている会社はないかを確認することができるようになります。
ポイント④:塗装後の保証があるかどうか
外壁塗装工事では、工事に対する保証書を発行することが一般的となっています。会社によっては、最長10年の保証書を発行するところもあります。
万が一、塗装後に不具合が起こってしまった場合でも、無償で対応してくれるのか確認しましょう。
プロタイムズ多治見店の場合は、リフォーム瑕疵保険とW保証(塗料メーカー保証、施工店保証)があるのでさらに安心です。
リフォーム瑕疵保険とは、住宅のリフォームで「検査」と「保証」がセットになった保険のことです。リフォーム事業者と保険会社が契約を結び、万が一、工事で事故が発生した場合などに、保険会社がリフォーム事業者に保険金を支払います。
事業者が倒産などで修補等の対応ができない場合には、保険金は工事依頼者に支払われます。
つまり、万が一の事故でもリフォーム事業者は、保険金を補填することで作業費を賄うことができるというものです。
W保証は、塗料メーカーと施工店が工事の保証をしてくれる制度です。遮熱塗料シェアNo.1である塗料メーカー「アステックペイント」が本部として、施工の保証管理も行なっています。
ポイント⑤:ネットの口コミを確認する
塗装会社の公式サイトなどに掲載された、お客様からの評価アンケートなどを参考にするのも大切です。
お客様と信頼関係を築き、丁寧にアフターフォローなども行なっている会社でないと、施工後にアンケートを提出し、それを載せることは難しいです。
お客様の生の声である口コミを見て、その会社が親身に対応してくれるのか、本当に技術力は高いのかなどを判断することができます。
多治見市近辺で外壁塗装するならプロタイムズ多治見店で!
一括見積もりサイトは、一見手間がかからずに相見積もりを取ることができ非常に便利に見えます。
その仕組みは、塗装会社がサイト運営会社に手数料を支払うことによって、お客様は無料で利用できるというシステムになっています。
そのため、紹介された塗装会社が全て優良業者とは限らず、見積もり内容もバラバラで結局合計金額で選んでしまうという本末転倒になってしまうこともあります。
外壁塗装工事は、大切なお家を守るために高額な費用を支払います。悪徳業者も存在しているため、慎重に塗装会社を選びましょう。
施工事例、口コミ、建設業許可、資格、見積もり内容、保証など、細かいかもしれませんが、必ずチェックすることで会社選びを失敗せずに済みます。
外壁塗装・屋根塗装についてご不明点やご相談がある方は、プロタイムズ多治見店・恵那店にお気軽にご相談ください。