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外壁塗装を行う時の下地処理について説明しましょう。
まずは、クラックの下地処理について、
クラックには、クラックの巾により適した下地処理が異なります。
1,クラックの巾が0.3ミリ未満の場合です。
この場合は、フィラーの擦り込みを行います。
ひび割れの表面に刷毛で微弾性のフィラーを刷り込みます。
2,クラックの巾が0.3ミリ以上の場合には、Uカットシーリング処理をお勧めします。
Uカット処理とは、クラックの巾が0.3ミリ以上のひび割れに適した工法です。
ディスクサンダー等でひび割れを中心に巾10ミリ程度、深さ10ミリから15ミリ程度、U字型にカットします。
その後、U字型にカットした部分に専用プライマーを塗り、シーリング材を充填します。
その後、樹脂モルタル等で表面を平滑にします。
3,部材の交換(スレート瓦、サイディング板、金属部)
破損、亀裂、反り、うねり、が発生している場合は部材の交換も検討しましょう。
割れているスレート瓦は交換しましょう。
劣化しているスレート屋根は作業中も割れやすいです。
あまりにも反りが酷いコロニアルは交換も検討しましょう。
割れて穴が開いているようなサイディングボードは張り替えましょう。
錆により穴が開いているような金属板(小庇の天板など)は張り替えましょう。
金属屋根や小庇、テスリの鉄部など、フックボルトなど錆が発生していたら、ワイヤーブラシ、マジックロン、サンドペーパーなどで十分に錆を落としましょう。
除去には、錆の状態においてケレンの方法や程度が変わります。
4種ケレン、旧塗膜の変色や白亜化のみの場合は粉状化した物、汚れをワイヤーブラシなどで除去します。
屋根の棟の板金などの鉄部は露出させないようにしましょう。
3種ケレン、錆が発生している箇所が部分的な場合です。
主に電動工具や手工具を併用して錆を落とします。
活きている塗膜は残します。
錆が発生している箇所は、鉄部が現れるまで錆を除去します。
2種ケレン、錆の発生が著しい場合です。
主に電動工具を用います。(ディスクサンダーなど)
手工具としては、トンカチ、力棒、細いノミ、鋲かき、等を併用します。
鉄肌が現れるまで錆を除去します。
浮いている釘がある場合は、釘を打ち直してシーリングで埋め戻します。
旧塗膜の除去には、高圧洗浄、皮スキ、ワイヤーブラシ、マジックロン等で十分に除去します。
膨れや剥がれがある場合、膨れ箇所周辺の塗膜を十分に除去します。
水分の侵入経路を突き止めて補修しましょう。
付着の弱い塗膜が残っていると、剥がれ、膨れの原因になる場合があります。
気を付けましょう。
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